クレープのこと

名古屋の地下街にクレープ屋さんがあり、いつも周辺一帯に甘い香りが漂っています。
前を通るたび食べたくなるのですが、イートインスペースがなく人通りの多い地下通路のため食べ歩きも躊躇してしまい、なかなか買えないジレンマと闘っています・・。
(店頭の端で立って食べている人が多いですが、地上に出て広場などで食べるのも良い方法かもしれません。)

子供の頃、クレープ屋さんの店頭でガラス越しに作る過程を見るのが楽しみでした。
大きくて薄い生地が素早く焼かれ、くるくる巻かれていく過程が面白くてずっと見ていても飽きませんでした。
スタッフのお姉さんの生地さばきは それはそれはお見事で、将来の憧れの職業でもありました。

それから数年後・・・
アルバイト先の飲食店でクレープを販売していたためクレープ屋さんになる夢は
割とあっさりと叶ってしまうのでした。笑

ですが・・実際にうまく焼けるようなるにはなかなか難しく、
コツをつかむまでひたすら練習に励んだ記憶があります。
剥き出しの鉄板は非常に高温なのでよく火傷もし、これは大変な仕事だぞ(汗)と実感しました。
(今でもクレープ職人さんの熟練した技を羨望の眼差しで観察してしまいます。)

お店の中で一番の人気商品だったのでバイトはとても忙しかったのですがクレープを手渡すとお客さんの顔がどんどんほころんでいき、大人も子供も嬉しそうに頬張っている様子はなんとも微笑ましい光景でした。

ドラえもんのタケコプターのようなこの道具。正式名称は『クレープ用トンボ』というそうです。

食べ歩きしやすいこの形状のクレープ。
独自の進化を遂げてきたジャパニーズカルチャーのひとつですよね。
本場フランスの生地よりも柔らかい生地に色々なフルーツ・生クリームやアイスクリーム・甘いソースが入ったスイーツ系や、ハムやツナなどの惣菜系までバラエティ豊かなトッピング。
組み合わせは無限大です(^^)
日本のクレープを食べた海外の人の反応という動画もたくさんあり結構面白いです。(高評価☆)

インドネシアには『ダダールグルン』という緑色をしたクレープに似た料理があるんですね。
モチモチしていて美味しそう。一度食べてみたいです。

Profile

CHITA
CHITA
デザイン会社勤務。
おかっぱ頭。
好きなものや趣味を、思い出話と共に綴っています。
休日は自転車で市内をぐるぐるしたり、
音楽やラジオを聴きながら部屋の模様替えをしています。
特技は掘り出し物を見つけること。

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