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独自に進化した日本のカプセルトイ
カプセルトイの発祥はアメリカで、当初ガムやキャンディーが販売されていました。
日本には 1965 年に上陸し、徐々に全国に広まっていきました。
1980 年代、人気漫画「キン肉マン」の消しゴム「キンケシ」が大ヒットしました。
同じ頃に人気が高かった「「機動戦士ガンダム」をディフォルメした「「SD ガンダム」も「「ガンケシ」と呼ばれ一大ブームとなり一気に普及しました。
1 回 100 円で小・中学生のお小遣いでも購入できる点や、コレクション性の高さが人気の秘密で、私もお小遣いを握りしめて買いに行っていました。
1990 年代になると、これまで単色だったキャラクターが彩色され、より精巧になった 1 回 200 円の商品が登場。
大人も満足させるようなシリーズが充実し、カプセルトイを楽しむ年齢層が広がり始めました。
これまで男の子(男性)向けイメージでしたが、2000 年代に入ると、女性向けにデザイン性・作家性を押し出した商品が展開され始めました。
アイデアや新鮮さ、サブカルチャーで勝負したニッチな世界観の商品が多く登場してきました。
造形に求められる精度は上がり、よりハイクオリティでカプセルトイの表現の可能性も大きく広がり、今では 300 円~500 円の商品がメインとなっています。
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現在では、カプセルトイの専門店も登場し、大きな商業施設に訪れれば、ほぼ入っているというくらい普及しています。
店舗によっては、手に入れた商品をその場で展示して撮影できるスペースもあります。
日本独自で進化してきたカプセルトイの世界は、外国人旅行客にも人気で日本全国の空港にも多く設置されています。
アニメ・漫画のキャラクターのカプセルトイは今でも人気ですが、ネタ・おもしろ系と呼ばれる商品や、実際にあるお菓子・飲料など身の回りにある商品を精巧に再現したミニチュア版など、多種多様の豊富なラインナップが老若男女を問わず日本人の心を魅了しつづけています。
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