東京国立博物館へ行ってきました

東京国立博物館へ行ってきました。

少し肌寒くなってきた秋の日、上野にある東京国立博物館へ行ってきました。
東京国立博物館(トーハク)は、日本と東洋諸地域の考古遺物と美術作品など収蔵品の総数約 12 万、すべてのジャンルや時代にわたって日本の美術を楽しめる博物館です。総合文化展の展示数は約 3000 で 4 週間から 8 週間ごとに展示替えされるので何回でも行きたくなります。

今回私が見に行ったのは日本刀の国宝、大包平です。

太刀 古備前包平
名物 大包平
銘 備前国包平作 平安時代・12 世紀

Blade for Long Sword(Tachi),
Named “Meibutsu Ohkanehira”
By kanehira Heian period,12th century

平安時代に作られた、備前国(現在の岡山県)の刀工包平の太刀です。
平安時代の太刀は一般的に細身で刀身 82〜85cm くらいの優雅なものがほとんどですが、大包平は身幅が広く、刀身 89.2cm で名前のとおり大きく力強い迫力のある刀です。地金(じがね)はきめ細やかで、刃文(はもん)は小乱れとよばれる小模様ですが上から下まできれいに反射していて、とても上品な感じがします。
江戸時代のはじめに池田輝政の佩刀となっていたとされ、池田家で大切にされてきたという伝来しかわからない謎が多い太刀ですが、とても美しくいつまでも見ていたいと思わせる刀です。だから何回も見に行きたくなるのかもしれません。
3 年ぶりに見た大包平、じっくり堪能させていただきました!また来年見に行こうと思います!

※画像はイメージです

東京国立博物館へ何度も行っていますが、最初は日本刀ではなく、根付(ねつけ)と浮世絵(うきよえ)を見に行っていました。
刀に興味を持ったのはゲーム「刀剣乱舞 ONLINE(とうけんらんぶ オンライン)」がきっかけです。ゲームを進めていくうちに、元になった刀や刀の逸話・歴史などが気になってきました。
「刀剣乱舞 ONLINE」がきっかけで興味を持ったのは日本刀だけではありません。もともと歌舞伎や舞台を観に行っていましたが、2.5 次元ミュージカルや 2.5 次元舞台も観に行くようになりました。

「2.5 次元」とは、漫画・ゲームなど 2 次元の世界を 3 次元の俳優さんがミュージカルや舞台などで忠実に再現したものを指すことが多いです。
元祖は宝塚歌劇団の「ベルサイユのばら」だそうです。
1990 年代は「美少女戦士セーラームーン」、2000 年代は「テニスの王子様」がヒットしました。
「テニスの王子様」は通算公演数 2000 回・累計動員数 300 万人突破の人気ミュージカルで現在も上演されています。
2014 年には日本 2.5 次元ミュージカル協会が設立されていて、HP ではたくさんの 2.5 次元ミュージカルの情報をみることができます。

今年 8 周年をむかえた刀剣乱舞もメディアミックス作品として、ミュージカルは 2015 年、舞台は 2016 年から上演されています。とにかくミュージカルも舞台もキャラクターの再現度が高いです!
初めて観た時はびっくりしました!
制作スタッフやキャストのみなさんが作品を大事にしながらどれだけ原作に近づけられるか一生懸命表現しているのを感じられるのが 2.5 次元の魅力だと思います。機会があれば、ぜひ体験してみてください。

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