お土産に「シイタケ」はいかが?
日本ではさまざまな種類のキノコが食べられます。シイタケ・シメジ・ナメコ・マイタケ・エノキ・エリンギ・マッシュルーム・キクラゲなどなどなど…どれもおいしくてヘルシーな食材で、和食・洋食・中華にと、それぞれ上手に使い分けられ、色んな料理で楽しまれています。
そこで日本のスーパーで売られている代表的なキノコの中で「シイタケ」をご紹介します。
<シイタケ>
その名の通り、シイ(椎)の枯れ幹に多く生えているキノコで、茶褐色からこげ茶色をしています。天然の原木栽培と菌床栽培があり、近年の主流はオガクズなどを用いて人工的に育てられた菌床栽培です。原木栽培のシイタケは春と秋に多く出回り、春は身が締まっていて凝縮したうま味を、秋は香り高い味わいを楽しめます。
シイタケは日本料理では煮物や炒め物によく使われます。薄切りにして醤油やみりんで煮るとおいしいです。また、天ぷらや串揚げ、そのまま焼くことで歯応えをたのしむことができます。出汁(ダシ)をとる際にも活用でき、干しシイタケを使うことで、出汁(ダシ)の風味が増します。生しいたけは、日光に当てると、ビタミンDが増え、香りも増します。食べる前に1~2時間軽く干すだけでも効果があります。
海外の方にお土産としておすすめしたいのは「干しシイタケ」です。日本のスーパーには必ずあり手に入りやすいです。気軽に和食を試すのによいかと思います。
干しシイタケを調理するには、まず水で戻すことからはじめます。干しシイタケを水で戻すと、その水にはおいしい「出汁(ダシ)」になります。干し椎茸の香り成分や旨みの成分は、冷水に長く浸けることでますます成分が増す特徴があります。
上手に出汁(ダシ)を取るにはまずさっと水洗いします。そして容器に干しシイタケがかぶるくらいの水を入れて冷蔵庫に容器ごといれてもどします。もどし時間は、煮物などに使う肉厚の干しシイタケなら10時間以上、刻んで使う肉薄の干しシイタケなら5時間以上が目安です。
干しシイタケの香り成分と旨み成分は冷水につけることで、たくさん成分がでるので、冷水に浸けることがポイントです。特に旨み成分のグアニル酸がよく出汁(ダシ)にでると言われる温度が5℃前後の冷水です。そのため冷蔵庫に入れて戻すことがいいと言われ、おいしい出汁(ダシ)をとるポイントになります。
戻したシイタケは出汁(ダシ)とともに一緒に煮てスープや煮物にできます。出汁(ダシ)から取り出して炒め物に使うことでもおいしくいただけます。出汁(ダシ)はもちろんそのほかの食材と合わせて煮込んだり、白米を炊く時にも利用できます。
日本のおいしい「シイタケ」と「出汁(ダシ)」をぜひお試しください。
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