
海に浮かぶ文化遺産・・・氷川丸
皆さん、氷川丸(ひかわまる)というか船を知っていますか?
横浜では誰でも知っている中区の山下公園で博物館船として公開され国の重要文化財にも指定されている貨客船です。山下公園は子供の頃は遠足などで遊びに行ったり、若い頃はデートスポットとしても馴染みのある場所です。その一角に停泊している氷川丸はホテルやビアガーデンとして営業していた記憶があるが、現在は博物館船として一般公開されているとは知りませんでした。 先日、そんな氷川丸に遊びに行ってみました。もう何年も前に歩いたきりの山下公園は、昔と変わらず港の風を肌で感じ、氷川丸の佇まいも実に見事なものです。
ちょっと氷川丸の歴史についた簡単に調べてみました。氷川丸は日本郵船が1930年に現在の三菱重工横浜製作所にて竣工した12,000t級の貨客船で、同年5月13日に神戸〜シアトル間を処女航海。1932年にはハリウッドスターのチャップリンが日本観光の際、横浜からシアトルまで乗船したり、現在の宝塚歌劇団がアメリカ公演で乗船したり日本とアメリカの交流の架け橋でした。平和な時代は長く続かず、1940年代には北米に逃れるユダヤ人を搬送したり、1941年には海軍に徴用され海軍特設病院船として改装された。白く塗られた船体に大きく描かれた赤十字、教科書などで目にしたことがあります。太平洋戦争終結まで多くの傷病兵や患者を搬送、戦後は復員兵輸送に従事しました。その後貨客船として復帰し、1960年で引退。1961年に横浜開港100周年記念事業として山下公園に係留され現在に至ります。


さて、肝心の博物館としての氷川丸ですが、入場料(300円は安い!)を支払い船内を見て歩く事が出来ます。残念ながら写真撮影禁止とのことでしたが、Bデッキの受付からAデッキの一等客室、社交室や一等食堂などを見て歩き、内装の素晴らしさは映画タイタニックのセットを思わせるほど実に豪華、アール・デコの装飾が施されています。昭和初期のお金持ちの人々がこの船でアメリカ旅行を楽しんだんだなぁ〜と想像します。
Cデッキに降りるとそこは三等客室のフロアで機関室や荷室など雰囲気が一変します。三等客室を覗くと、当然ですが一等客室とは雲泥の差。狭い部屋の両壁に二段ベッド2組づつ並んであり、通路の奥に小さな洗面台が一つ。こんなスペースに8人が居合わせていたとは・・・。なんでも三等客室の人たちはAデッキの社交室等には立ち入り禁止らしいです。当時の身分階級的な差別があったのですかね?さらにDデッキに降りると巨大なエンジンルームと言うべく機関室は迫力満点です。こんな大きなエンジンが実際に動いたらどんな音がするのか?特に三等客室の人々の睡眠は確保されたのか?想像し難いです。
その他にも乗組員エリアや船長室、操舵室なども見る事が出来、氷川丸の歴史を伝える展示コーナーなどもあり充実した時間をたっぷり楽しみました。
皆さんも横浜にお立ちよりの際はぜひ、山下公園散策と氷川丸船内見学をセットでお楽しみください。

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神奈川県横浜市生まれの生粋の浜っ子。初老を迎えたゴルフ大好き人間です!
あと何年ゴルフができるか?
飛距離の維持と技術向上、競技ゴルフ出場を目指し、日々奮闘中。
他の趣味:庭いじり、声を出して歌う事、野球観戦・・・など。
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