
夏の夜空に咲く、光たち
先週末、子ども達と一緒に花火大会を見に行った。
住んでいる地元の海に近い場所で行われる、毎年恒例の夏イベントだ。
とはいえ、会場近くは人・人・人。
まるで駅のホームが海に移動してきたみたいな混雑。
ゆっくり花火を眺める!という状況じゃないので、いつも会場から少し離れた場所で観覧している。
昨年は見晴らしの良い大きな公園、そして今年は近くの商業施設が開放してくれていた屋上駐車場から見ることにした。
少し距離はあるけれど、思ったより人も少なく、子どもとゆっくり並んで見られた。
お店で買ったアイスを食べながら、夏の夜空に広がる大輪の花火。
「やっぱり夏って、これだよな」「いや、これがあるから夏を感じれる」と思えた。
打ち上がるたび、夜空にふわっと咲いて、すぐに消える光。
赤、青、金、白、紫…いろんな色が空に散っていく様子は、まるで空に描かれた一瞬の絵。
ふと思って調べてみたら、日本の花火大会の歴史は意外と古い。
その起源は江戸時代、1733年。
当時、隅田川で「水神祭」という行事が行われ、そこに合わせて花火が打ち上げられたのが始まりだと言われている。
背景には、前年に起きた大飢饉や疫病による死者を悼み、
慰霊と悪疫退散の願いを込めて…という深い意味があったらしい。
今でこそ「夏の風物詩」「デートスポット」なんて言われる花火大会だけれど、
もともとは人々の祈りや哀悼の気持ちから生まれたものだったわけだ。
そう思うと、花火ってただ派手で華やかなだけじゃなくて、
空に広がって一瞬で消えていくその儚さや、静かに見つめる時間にこそ意味がある気がしてくる。
ちなみに、花火大会の途中、
花火を観ながら娘が「きれい……」とつぶやいていたのを聞いて、なんだか自分もその言葉に浸ってしまった。
その直後、どこからともなく「たぁまやぁ〜」と連呼するおじさん?の声。
一瞬で現実に引き戻されてしまった。。。
夏は短い。
子ども達と一緒に見れたこの光の時間、小さな贅沢だった。
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PEACE CITY に住んでおります。
アウトドアブームが落ち着いた今、
ボタニカルブームに足を踏み入れようとしています。
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