
日本の「◯◯狩り」という文化
日本で秋になると特に聞くことが多くなる「◯◯狩り」。動物を捕まえる「狩り」ではなく、主に果物や植物の収穫や自然を楽しむ体験を指します。家族や友人と一緒に自然を満喫しながら、日本の四季折々の魅力を楽しむこの体験は、子どもから大人まで多くの人々に親しまれています。私の生まれ育った茨城県も、果物や野菜の生産が盛んなこともあり、子供の頃は学校行事としても行われていたことを思い出します。
「◯◯狩り」の文化は農作物の収穫体験から始まったそうですが、今では自然観光の一環としても広がっているようです。四季のある日本ならではの文化なのでしょうか。改めて代表的なものを調べてみると…
いちご狩り(1~5月):温室で育てられたいちごを摘んでその場で食べる体験。寒い中でじっくり成熟することで甘くなるといわれているいちご、出はじめの時期である1月ごろが狙い目だそうです。

さくらんぼ狩り(6〜8月):初夏の楽しみで、真っ赤に熟したさくらんぼを収穫する体験。品種や地域、その年の気温などによって変動はあるそうですが、特に山形県が有名で、甘酸っぱい果実が楽しめます。
ぶどう狩り(7~9月):夏から秋にかけて行われ、大粒のぶどうを木から直接摘んで味わえます。高級品種のシャインマスカットも人気だそうです。
りんご狩り(10~12月):秋の風物詩で、青森県や長野県などのりんご農園で体験できます。その場で食べる新鮮なりんごは格別です。

きのこ狩り(9月中旬〜10月上旬頃):山や農園などで行われる体験型イベント。専門家の指導のもと、安全に野生のきのこを収穫することができます。
紅葉狩り(10~11月):日本ならではの自然を楽しむ伝統的な体験。紅葉(もみじ)が赤や黄色に染まる美しい景色を鑑賞します。京都や日光、鎌倉などが特に有名なスポットです。景色を楽しむだけでなく、秋の味覚や歴史ある寺社巡りも合わせて楽しめるのが魅力です。視覚だけでなく、五感を通じて日本の秋を体感できる特別な体験と言えるかもしれません。

「◯◯狩り」の魅力は、収穫体験や自然観光を通じて、季節の美しさを直接感じられる点でしょうか。収穫した果物をその場で味わったり、自然を背景に写真を撮ったりと、思い出に残るひとときを過ごせます。その土地ならではの食事やお土産も楽しめる特別な体験だと思います。
日本を訪れる機会がありましたら、新鮮な食材や美しい景色を楽しみながら、日本の自然と文化に触れてみるのはいかがでしょうか。
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ロックなライブとブラックコーヒーが好きなアラフォーです
趣味で経験したあれこれや
ちょっとしたこだわりを書き綴れたらいいな、と思っています
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