
大國魂神社 酉の市 二の酉へ
先日、二の酉にあたる11月17日に府中の大國魂神社に足を運びました。
大國魂神社の酉の市は浅草の鷲神社、新宿の花園神社とともに関東三大酉の市と呼ばれ、
熊手や招き猫などの縁起物を購入し、1年の無事の報告と翌年の福を願うために多くの人が訪れます。
また、大國魂神社はここをお参りすれば、東京など元々の武蔵国にあたる地域全ての神社をお参りしたことになる”と言われており、都内最強のパワースポットとも呼ばれていて、
中でも、特に強力なパワースポットと言われている場所が、樹齢約1000年という「御神木 大イチョウ」で有名です。
毎年、この酉の市に足を運び、拝殿を正面に右にある住吉神社・大鷲神社にお参りをするようになってからかれこれ13年ほど経ちました。

開運の神・商売繁盛の神として信仰が厚く、お参りする人はみな、それぞれの思いを
もって、二拝二拍手一拝で拝礼をし、そのあとに大鷲神社御札やかんざし守、熊手小・大のいずれかを購入し、本殿をお参りして帰ります。
参道に一歩足を踏み入れると、そこには色とりどりの熊手が所狭しと並んでいて、
熊手を売る店では、元気な声で「商売繁盛!」や「福を招いてくれるよ!」と声をかける売り手の方々がいて、訪れた人々と和やかにやり取りしており、賑やかな雰囲気に心が弾みました。
金や赤、緑の装飾が施された熊手の一つ一つには、その年の感謝と来年の願いが込められるという思いが感じられます。買い手が熊手を手にすると、大きな手拍子とともに「よぉー!」という掛け声が響き渡り、周囲も笑顔で包まれる瞬間がとても印象的でした。

境内を歩きながら、屋台の食べ物や遊びの誘惑にも引き込まれます。焼きそばやたこ焼き、甘いベビーカステラの香りが漂い、子どもたちが金魚すくいや射的で楽しむ姿が微笑ましいです。古くから続く伝統行事でありながら、現代の活気も融合しているのが、この酉の市の魅力の一つだと思います。
長い参道を歩き進めると、随神門が現れます。
この門をくぐる前に、手水舎にて心身を清めます。
手水舎と書いてちょうずや/ちょうずしゃと読みます。

意味は「神社に入る前に、手を洗い、口をすすいで清めること。またはその水」のことを
しめし、言葉の歴史で言うと「てみづ→てうづ→ちょうず」と音便化したものですが、
「てみず」と呼んでいる神社もあるそうです。ちょうずとは中々むずかしい読み仮名ですね。
清めた終わり、満を持して随神門をくぐり、今度は中雀門をくぐりますが、
その前に、去年購入した熊手を一年間の感謝と共に返納します。
返納したのち、中雀門をくぐるとようやく、拝殿にたどり着きます。
2024年の11月には三の酉までありますが、平日でないのは二の酉だけでしたので、
参拝に来る人が多く、拝殿も住吉神社・大鷲神社も長蛇の列でした汗。
お参りする時間には個人差があって、お賽銭を投げて二拝二拍手、お参り内容も手短に
一拝して早々と立ち去る人もいれば、すごいお願いごとをしているんだろうなぁと
思うほど、中々の時間をかけてお参りする人もいて千差万別。
色々お願いごとがありましたが、ここはあまり欲深くならないようにと戒め、
コンパクトにまとめて、手を合わせ、感謝と願いを込めて祈りました。 大國魂神社の酉の市は、ただの市ではなく、地域と伝統、人々の想いが交わる特別な場所。そこには一年の締めくくりと、新たな年への希望があふれていました。

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鎌倉生まれ横浜育ち、6年間イギリスに島流し経験あり。
車いじりが好き、サッカーが好き、AKIRAが好き、韓国のある女優さんを推す2児の父。
座右の銘は、駑馬十駕 左右の目は2.0と1.2
好きなサッカークラブチームはリヴァプール
好きな選手はエリック•カントナとガットゥーゾ
東京23区外、東京都の小田舎といわれる地域に住んでます。
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