すいか あれこれ

緑と黒の縞模様の球体。真っ赤な果肉に黒い種。
見た目のインパクトはもちろん、甘くみずみずしい果汁とシャリシャリした食感。
日本の夏の風物詩になっている『すいか』。
スイカの歴史は古く、およそ2500万年以上前にアフリカの砂漠地帯で誕生し、その後エジプトで栽培されたのだとか。日本に伝わってきた経緯は諸説あり、はっきりと分かっていないそうです。

すいかは果肉の90%以上が水分で、ビタミンA・ビタミンC・カリウムをバランスよく含み
現代の日本の猛暑を乗り切る水分補給にもぴったり。
私は夏生まれのせいか、夏に収穫する野菜や果物が大好きです。

スイカといえば、日本では昔から『すいか割り』という遊びがあります。

すいか割りとは:すいか割り(すいかわり)とは、用意したすいかの果実を、目隠しをした挑戦者が周囲の声だけを頼りに、手にした棒で割る遊び。前もって挑戦者の体を回転させ、平衡感覚を狂わせてから開始することもある。

『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用

私も何度かやったことがありますが、予想以上に盛り上がってしまう面白いイベントです。
割れたすいかは、包丁で切ったものとはまた一味違う美味しさがある気がします。

また、幼少期の思い出で印象に残っているのは『すいかパンチ』でしょうか。
誕生日のお祝いで友達が家に集まってくれた時に 母がよく作ってくれたのですが
すいか丸ごとをくり抜いた中に、フルーツ缶詰、くり抜いたすいかの実、寒天、サイダーを注いだ
インパクト抜群の涼しげなデザートです。
テーブルに登場すると一気にパーティ感が増し、子供ながらにアゲ↑☆な気分になったものです。(笑)
切り口はギザギザの飾り切りがしてあり、寒天も母の手作り・・・
今考えると、子供のために手間をかけてくれていたんだな〜とありがたく思います。

このように『味わうすいか』はもちろん好きですが、『観るすいか」もあります。

2003年にテレビで放送されていたドラマ『すいか』のDVDです。

当時リアルタイムで観て好きになり、DVD-BOXを購入してからも夏になると繰り返し観ています。
出演している俳優さんも味のある方ばかりで面白く、
そしてすいか割りのように心をストンと打たれるセリフたちが心にささり、いつも同じシーンで泣けてきます。(脚本は木皿泉さん)
日常を綴っているシーンが多いのですが、全話通して観ると「命」がキーワードになっていると感じます。
また、物語の中心となる『ハピネス三茶』という下宿の家のセットや、登場人物の衣装もとても可愛いので(スタイリストは安野ともこさん)目でも楽しむことができますよ。もちろん、すいかもたくさん登場します。

この夏も、色々なすいかを味わおうと思います。

Profile

CHITA
CHITA
デザイン会社勤務。
おかっぱ頭。
好きなものや趣味を、思い出話と共に綴っています。
休日は自転車で市内をぐるぐるしたり、
音楽やラジオを聴きながら部屋の模様替えをしています。
特技は掘り出し物を見つけること。

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