
沼袋氷川神社へ行ってきました
2月のある晴れた週末、東京都中野区沼袋にある沼袋氷川神社(Numabukuro Hikawa Shrine)へ行ってきました。沼袋氷川神社は西武新宿線沼袋駅北口から徒歩2分のところにあります。線路に沿って歩いていくと緑の樹々がいっぱいの神社が見えてきます。

沼袋氷川神社のご祭神は須佐之男命(すさのおのみこと)です。須佐之男命は八岐大蛇(やまたのおろち)を退治した勇敢で力強い神様で、さまざまな厄難から身を守ってくださる厄除けの神様です。南北朝時代、後村上天皇の正平年間(しょうへいねんかん・1346年〜)に武蔵国(現在の埼玉県)の一の宮である大宮鎮座氷川神社より御分霊をいただき、沼袋に祀られたのが始まりと伝えられていて、650年以上の歴史があるそうです。
私が行った日はとてもお天気がよくて、境内にいくつかあるベンチではご近所の方らしい談笑している人たちがいました。お散歩コースなのかもしれませんね!神前結婚式があるようで石畳には緋毛氈が敷かれていました。とても厳かな感じがしますね!


社殿へお詣りをしてから、境内社の天王社(てんのうしゃ)・稲荷神社(いなりじんじゃ)・御嶽神社(みたけじんじゃ)もお詣りしました。天王社は神道における須佐之男命と同一とされている牛頭天王(ごずてんのう)が祀られています。沼袋氷川神社の稲荷神社は、昭和38年(1963年)に中野区野方に鎮座していた大久保稲荷神社と合わせて祀られているそうです。明治初期に改築された現在の御嶽神社は歴史のある石のお宮です。境内社の近くには御神木の三本願い松がありました。三本の松がかたまっているわけではなくて、社殿の左側に1本、右側に2本あります。社殿の左側にある1本目の松のそばにある説明板には“『悪(あ)しきことはスギ去れ、願い叶うをマツ』と杉の木に願いを掛けて、不運・災難から逃れ、松の木に幸せを願うと、必ず叶うと信じられて来ました。”とありました。私も松の木に触れて願ってきました。推定樹齢650年の松はどっしりしていました!

神前結婚式が始まるとのことでお守りや御朱印を授与する授与所が閉められている間、境内入口寄りにある中野七福神(なかのしちふくじん Nakano Seven Lucky Gods)へ向かいました。中野区内、一社だけで七福神を礼拝できる唯一の場所だそうです。
左から毘沙門天(びしゃもんてん Bishamonten)疫病・災難除け・知恵の神様
弁財天(べんざいてん Benzaiten)芸能上達・商売繁盛の神様
大黒天(だいこくてん Daikokuten)財宝・五穀豊穣の神様
恵比寿神(えびすしん Ebisu)商売繁盛・航海・漁業の神様
布袋尊(ほていそん Hotei)家庭円満・金運の神様
福禄寿(ふくろくじゅ Fukurokuju)幸福・長寿の神様
寿老人(じゅろうじん Jurojin)長寿・諸病平癒の神様
七福神が勢揃いしている姿は圧巻ですね。
手水舎の裏側にある、昔の祭で奉納された力石も見てきました。この力石は若者たちが力くらべに使って、その重量や姓名を刻んで奉納したものだそうです。より重い石を持ち上げることで、一人前として社会に認められたとか。石に四拾八貫目余(よんじゅうはちかんめあまり)と刻まれたものがあったのですが、1貫目は3.75kgです。単純に計算しても約180kgですよ!すごい力持ちがいたのですね!

また社殿へもどると、授与所が開いていたので絵馬とお守りをいただきました。
ここに来るまで知らなかったのですが、沼袋氷川神社は『鬼滅の刃』と『東京リベンジャーズ』の聖地だそうです。御朱印をたくさん買っていた人がいたのは聖地だからなんですね!お友達の分でしょうか?大事そうにいただいていたのが印象的でした。 みなさんも沼袋氷川神社へ行ってみませんか?静かで落ち着いた神社はとても気持ちが落ち着きますよ!
Profile
-
メロンパンが大好きです。
博物館&美術館鑑賞・舞台鑑賞など、心のおもむくまま記事を書いています。
Latest entries
Lifestyle2025.08.25沼袋氷川神社へ行ってきました
Lifestyle2025.07.16雑司が谷大鳥神社へ行ってきました
Lifestyle2025.06.18松岡美術館へ行ってきました
Lifestyle2025.05.14『ミニチュアベーカリーの世界展2024 in 東京』へ行ってきました











