東京の鳩は逃げない?

晴れた日の朝、日々の通勤中に気に入っているルーティーンがあります。通勤路にある公園で陽を浴びながら1杯のコーヒーを飲むことです。デスクワークで日中はどうしても室内に篭りっきりになってしまうので、晴れた日の朝ほんの少し陽を浴びるのが気持ちよく感じます。

そんな朝のちょっとしたひとり時間を邪魔しにくる子たちがいます。鳩です。公園のベンチに座ったとたん、どこからともなく鳩やスズメがどんどん足元に集まってくるのです。まるで獲物を狙っているかの様に。足元に数羽の鳩、ベンチの横にはスズメ、人間の食べ物のおこぼれを期待しているのだとは思うのですが、ちょっとずつちょっとずつ近づいてくる姿が初めは奇妙に感じ、ビクビクしていました。追い払うのも悪いのでそのままにしていたのですが、何ももらえないとわかると、諦めて静かに去っていきます。

なぜこんなにも東京の鳩は警戒心がないのか。なぜ逃げないのでしょうか。

東京だけというわけではないのかもしれませんが、田舎育ちの自分的には、東京の鳩たちは驚くほど人に慣れているように感じました。人間と見ても平然としており、時には人の足元を悠然と横切ったりと我が物顔な感じがして、最初はかなり驚きました。私のイメージでは、鳩は人がくると自然と飛び立って逃げるものだったような気がするけどなぁ、、、。

公園や広場が点在し、ゴミや餌が比較的多い東京は、特に人と動物の距離が近い都市のようです。東京では鳩を害鳥として扱うより風景の一部として受け入れる意識が強い傾向があるため、鳩たちは人間に追われることが少なく、結果として警戒心が薄れてきたそう。また、人間の行動が予測可能であることも、鳩が逃げない理由に挙げられるそうです。毎日決まった時間に公園を散歩する人、ベンチでランチをする人など、東京の鳩は日々の生活の中で人間のパターンを観察している可能性があります。「この人間は近づいてくるが危害は加えない」と学習した結果、人間に対する警戒心が薄れているそうです。、、、なるほど、、、?!東京は鳩の楽園なのでしょうか。

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komatsu
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ロックなライブとブラックコーヒーが好きなアラフォーです
趣味で経験したあれこれや
ちょっとしたこだわりを書き綴れたらいいな、と思っています

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