
装飾をひもとく ― 名古屋の建築・再発見
芸術の秋ということで――
(もっとも、最近は一気に冬らしくなってしまい、秋を感じる間もなく過ぎてしまいましたが!)
「装飾をひもとく 名古屋の建築・再発見」展を見に行ってきました。


東京・日本橋で好評を博したシリーズの流れを汲む名古屋での展示は、「装飾」という視点から建築を読み解くという一貫したテーマを持ちながらも、舞台が名古屋に移ったことで、地域性や素材感、そして時代の空気までもがより生々しく感じられました。他県を訪れると、その土地ならではの空気感をひしひしと感じますが、今回もまさにそんな体験でした。

まず印象的だったのは、展示空間そのものが“名古屋版”として再構築されていた点です。 市場建築を改修した味わい深い空間・金城市場との相性も良く、展示そのものが「装飾の再発見」というテーマを体現していました。 この金城市場という場所がまた激渋で、天井の鉄骨や壁の質感まで全部かっこいい。入った瞬間に独特の空気に包まれて、展示の世界観に一気に引き込まれました。

展示内容もとても充実していて、ゴシック風教会や土木構造物、さらには現代のJRセントラルタワーズに至るまで、名古屋の多様な建築を“装飾”の視点から掘り下げる構成がとても興味深いものでした。
単なる意匠の紹介にとどまらず、その背景にある社会的・文化的な意味にまで踏み込んでおり、どの建築も新鮮に見えます。普段は見過ごしてしまいがちな彫刻やレリーフ、素材の細部にまで焦点を当てた展示パネルや写真がとても綺麗でした。 さらに、会場で配布されていた特製の建築マップも魅力的。
展示を見終えたあと、そのまま街に出て実際の建物を巡ることで、名古屋の街がまるで違った表情を見せてくれるように感じます。
今まではじっくり見ることなく通り過ぎてしまっていた場所も、改めて足を止めて眺めたくなりました。

展示を通して、名古屋の建築の魅力をあらためて感じることができました。街を歩くとき、これまで何気なく見ていた建物にも、きっと新しい発見がありそうです。
名古屋の街をもう一度じっくり見てみたくなる、そんな展覧会でした。
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はじめまして!愛知県在住、日常生活での小さな発見や興味深い出来事をシェアするのが大好きな MARIO です。
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