日本の運転免許

日本の運転免許事情について話してみたいと思います。現在日本の運転免許はかなり複雑な区分けになっていますが、大きく分けて個人が自家用目的で運転する「第一種免許」とバスやタクシー等旅客を輸送する際に必要となる「第二種免許」があります。他にも教習中に公道を走行する際に必要な「仮免許」やバイクや特殊車両を公道で運転するための免許もあります。
自家用目的の「第一種免許」でも車両総重量や乗車定員によって「普通免許」「準中型免許」「中型免許」「大型免許」の4つに分けられています。
ここでは最も多くの人が取得している「普通免許」について話してみます。日本では「普通免許」は18歳から取得する事ができて、取得するには大きく2通りの方法があります、一つは国の試験場で直接学科試験と実技試験を受ける方法と、もう一つは自動車教習所に通う方法です。

取得費用が安くすむのは圧倒的に試験場での直接試験ですが、合格率が非常に低いため(2023年度で約5%)、100人受けて5人しか合格しないんですね。なので多くの人は後者の自動車教習所に通って免許を取得します、自動車教習所に通う一番のメリットは教習所での実技試験に合格すれば国の試験場での実技試験が免除されます。いつも練習している車でいつも練習しているコース(道路)で試験を受けれるのでかなり合格率が高いのです。教習所で実技試験に合格すればあとは国の試験場で学科試験で合格し視力検査等を受ければ免許証が交付されます。

ただし自動車教習所へ通うと多くの時間と多くのお金がかかります。2024年7月時点の平均で金額は約30万円と言う事です、国の試験場で直接受験した場合の金額は約3万円なのでかなり金額が違いますね。筆者が教習所に通った40年以上前は鬼教官がたくさんいて実技教習がとても怖かった事を覚えています、ちょっとでもミスをすると怒鳴られた事が何度もあり、教習の時に優しい教官にあたるとホッとしたものです。現在の日本では少子化で車の免許を取る人も減ってきたので、教官も優しい人が多いと聞いています。

余談ですが、インドネシアの方がインドネシアの運転免許を持っていた場合でも、日本で運転する事は出来ないようです。インドネシア国内で発行された国際運転免許証は、ウィーン条約に基づく国際運転免許証のため、ジュネーブ条約締約国である日本国内では有効な免許証とは見なされないそうです。逆に日本で運転免許を持っている日本人も同じ理由でインドネシアで運転する事は認められないそうです。

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YOZO
YOZO
大阪生まれの東京育ち、子供の頃芸能事務所に所属して数年間活動していました。
オールドキャンピングカーでのお出かけと野鳥、コーヒー、クラシック音楽が好きな middle age
です。

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