日本最大のミロ展!〜上野・東京都美術館〜

ここ上野は歩けばいくらでも美術館に入れる場所。
先日は天皇家のご訪問もあり、西洋美術館はDis○yランド並みに混雑している。

今回は非常に楽しみにしていた「ホアン・ミロ」展を見にやってきた!

正直に言うと、抽象画は勉強不足。
誰かと一緒に見に行くときは「わかってる風」の顔を必死で作ることに命を懸けている位、何もわかっていない…

しかし、そんな雑魚な私でも、ミロはとっても好きなのだ。
なんだかミロと私が、国も時代も違っても、何か根底で相通じるものがあるのだと思いたい。

展示は若い頃の作品から始まり、印象派やフォービズムにハマって、露骨に真似していたころの作品が続く。
色使いが本当に美しく、ビビットも淡色も、どの作品も不思議と見ていると心癒される。どんな色を使っても、どこか長閑な印象になるのがミロの特徴だろうか。
赤、青、緑、黄色、そして黒。たったこれだけで如何様にも造形するセンス。
晩年まで一切ブレない彼の作品を見ていると、「自分を信じる強さ」がいかに大切か見えてくる。
まったく余談だが、ミロの晩年の巨大なタペストリー作品は、9.11で焼失してしまい、近代美術品で最も高価な損失だったらしい。作品は見ることはできないが、制作風景はたくさん残されている。
(個人的な意見だが、抽象画/印象画家って、なぜかお洒落な人が多いと思う。)

今回は気合の入った大型の作品が一堂に介していて、非日常体験としても楽しめる展覧会だったが、ちょっとだけ残念なのは、小さなサイズの版画作品が全然なかったこと。
個人的には、まるでミジンコか宇宙空間かのような小さな物体がふわふわ描かれた作品が、もっと見たかった…

最晩年の作品はどんどんサイズが大きくなり、マシーンを作って自動で描かせてみたり、画板を燃やしたりと、芸術家の老境はやたらと破壊衝動の方が激しくて、なんだか笑ってしまった。

展示の後半は、バルサのために制作したエンブレムや、スペイン人権団体のポスターなど、美術の教科書では見られない作品もたくさん展示されていた。

抱き合わせで美術に全く関係のない、スペインのオリーブオイルやワインなども販売されていて、商魂のたくましさよ…

グッズも美しい色使いそのままで、あまりにも可愛かったので、色々とたくさん買ってしまって、すっかりミーハー丸出し状態で帰宅したのであった。

Profile

momoPB
momoPB
新潟県出身。田舎生まれ女子校育ち。
最近クラシックバレエを習い始め、怠惰な心身を鍛えるべく日々奮闘中。
趣味はいろんな国のオーガニック商品のパッケージ集め、アプリで縁起のいい方角を探すこと。
好きな食べ物は炊き込みご飯、苦手なものはマヨネーズ。

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