お芋スイーツ

焼き芋やスイートポテト・干し芋などメニューも豊富な「サツマイモ」。私の故郷茨城県はサツマイモ(かんしょ)の生産量が全国でトップクラスなこともあり、幼い頃からお芋にはとても親しんできました。インドネシアでもサツマイモの生産量が高く、日本で出回っているサツマイモのスイーツやお菓子にはインドネシア産のサツマイモが深くかかわっていると耳にしました。どんな召しあがり方がポピュラーなのでしょうか。

先日横浜に遊びに行った際、お芋スイーツ専門店を見つけました。神奈川県横浜市中区にあるワールドポーターズ。ファッション、インテリア、雑貨など個性的な約150のショップ、レストランをはじめ、シネマやアミューズメントも併設されている有名すぎるショッピングモール。その1Fにお芋スイーツ専門店「FLANDERS FRITES(フランダースフリッツ)」が新しくオープンしていました。

「FLANDERS FRITES(フランダースフリッツ)」は、福井県のお芋スイーツ専門店で、創業地・福井の特産「とみつ金時芋」を中心に、日本全国の厳選したさつま芋を使用した新しい“お芋和洋菓子”を製造・販売しているお芋スイーツ専門店だそうです。そのお店が県外で初めて神奈川に常設店をオープンしたとのこと。賑わうフロア内に、とても目立つお芋カラーの外観、お芋の妖精かなと思うような愛らしい表情のマスコットキャラクターに迎えられました。テイクアウトだけでなくイートインスペースのカウンターもあります

お芋パフェ・お芋モンブランなど豊富なメニューの中から「紅芋モンブランソフト」と「冷んやりトロトロな和らび餅&芋パフェ」をチョイス。

沖縄県のお土産等でよく目にする紅芋ですが、そもそも紅芋とはどんなものなのか提供を待っている間調べたところ、意外な事実を知りました。紅芋は沖縄県を中心に栽培されるヤマノイモ科の芋で、サツマイモに似ていますがヤマイモや長芋の仲間でサツマイモの一種ではないようです。赤紫色の肉色はアントシアニンによるもので、抗酸化作用が高く、健康志向の高まりと共に、その魅力が再発見されているとのこと。サツマイモの色違い、くらいにしか思っていなかったので驚きでした。

まずソフトクリームをいただきます。紅芋ソフトクリームの上に、沖縄県産の「ちゅら恋紅」という品種を使用した絞りたてのモンブランをかけていただきます。実は、カウンター席にはモンブランをしぼりだすマシンが設置されており、パフェやソフトクリームなど、メニューによって自分でしぼりだす体験ができるそう。今回はスッタフの方にマシーンで絞っていただきましたが、機械から出てくる様はまるで紅芋のシャワーです。目で見ても楽しめるエンタメスイーツ。店外を歩いていたお客さんたちも興味津々で足を止めて見ていました。口当たりがとても滑らかで、舌でしっかりと味を噛み締められる絶妙な甘さ。ソフトクリームも濃厚で、幸せに浸れる味わいでした。

そしてパフェ。「とみつ金時芋」を使用した甘くてほっくりの焼き芋に、とろっとろのわらび餅、しらたま団子とアイスクリームに黒蜜をかけていただきます。色々な食感が口の中に広がりますが、金時芋のねっとりとした食感がたまらなく美味しくて、これはシンプルに焼いただけでも十分スイーツになるなぁ、と感じました。

秋の収穫時期に向けてますます食べたくなるお芋スイーツ。品種の違いや食べ方を変えてまたいろいろ試してみたいです。

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komatsu
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ロックなライブとブラックコーヒーが好きなアラフォーです
趣味で経験したあれこれや
ちょっとしたこだわりを書き綴れたらいいな、と思っています

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