ウサギ専門店の存在を知る〜ウサギのしっぽ〜

近くに大きな園芸場があり、その中は一部キャンプ用品となぜかペットショップが入っている。先日、老朽化のため閉館というニュースを聞き、SALEを目当てに行ってみた。
そこで初めて、ウサギ専門店なるものを知った。
犬・猫はよくあるとしても、ウサギとはいかに…と思いつつも、通り過ぎるにはあまりにも可愛い施設である。
ウサギは鳴かない。
カサカサ…ポリポリ…もそもそ…そんな蠢きに満ちた空間。
これが小動物の世界。いるだけで癒されるがうっすら眠くなるほど静かだ。

白いものはぬいぐるみがそのまま動いているようにしか見えない。
毛の短いものは、ベルベットのように滑らかな毛並みで、思わず触りたくなる。三毛猫とは違った魅力がある。
お尻だけ白いもの、まだらに黒い牛柄みたいなものはとてもモダンな雰囲気。(ダッチという毛色だそう)
耳は飴細工のように透き通っている。可愛い..天使だ…

小さくて繊細な体格だから、餌を食べて大人しくしていそうなイメージを持っていたが、意外にも腕白で、ゲージが壊れるほど走り回ったり、いたずらでおしっこをかけたりする子も多く、それなりに教育が必要なことを初めて知った。
それに、寂しいからって死なないことも…(これはもはや都市伝説なのだろうか?一体、最初にいいだした奴は誰なのだ。)
寒い時期に入ったからか、喉の周りの肉(肉水)がぷよぷよになっていて、一時期のジョージ・ルーカス監督を思い起こす。

当方、猫を飼っているが、表情の違いや毛並みの質など、身近な動物でもその個体の差異にいちいち感動してしまう。
吠え声はないそうだが、嬉しいとキューキュー鳴くらしい。
大きくなる種類のものは、さすがよく飛び跳ねるからか、足がムッキムキに発達しており、近くで見ると結構怖い。
ウサギの居住空間のグッズも、今やおしゃれなものがいっぱいだ。
保護猫、保護犬はいるとしてもウサギは野生で生きているから、都会暮らしだとお店でしか見られないことには一抹の寂しさがある。

施設では、一羽ずつにそれぞれ洋風の名前がつけられている(ベンジャミン、スカーレット、ジョナサン…etc)が、ウサギは人間の言葉を聞き分けているのだろうか?鬼六とか富三郎とか、和風の名前で読んでもわかるのか?…などと、どうでもいいことを真面目に考えながらゲージに貼られたウサギの生態を一つ一つ凝視していると、お店の方に「抱っこしてみますか?」と声をかけられる。

そんなことをしたら、(可愛くて)絶対に飼うしかなくなるじゃないですか!!!

心の中でそう叫びながら、「あっ大丈夫ですぅ〜」とその場をと取り繕いながらそそくさと施設を後にした。
個人的には『ミニレッキス』という種類のマダラに茶色柄のが、とても好みであった。

短い毛のウサギの毛艶の維持には、毎日体重に対して16%以上のタンパク質を摂らなければならないそうだ。人間も髪の毛の成分はタンパク質だそうだから、なんとも言えない親近感。(注:しらべたら人間はタンパク質をたくさん摂っても髪自体の量は増えないそうだ。不平等極まりない。)
家に帰ってからもウサギの魅力を調べていたら、ウサギ占いなるものを発見!

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皆さんは何ウサギだっただろうか?
(ちなみに私は「ウーリーウサギ」でした)

Profile

momoPB
momoPB
新潟県出身。田舎生まれ女子校育ち。
最近クラシックバレエを習い始め、怠惰な心身を鍛えるべく日々奮闘中。
趣味はいろんな国のオーガニック商品のパッケージ集め、アプリで縁起のいい方角を探すこと。
好きな食べ物は炊き込みご飯、苦手なものはマヨネーズ。

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