雨が降っても気軽に買える透明な「ビニール傘」について
6月は日本では「梅雨」と呼ばれる雨季の期間です。
そこで今回は日本発祥の傘「ビニール傘」を紹介します。
ビニール傘はその名の通りビニール素材で作られた傘で、透明なので傘をさしながらでも周囲が見渡せて便利です。
また、手頃な価格も魅力でコンビニなどでも手軽に買え、安いと数百円ほどで購入でき、多くの人に愛用されています。
日本は世界で一番ビニール傘の消費量が多いとされています。
実は世界で初めてビニール傘を作ったのは日本の「ホワイトローズ」という会社です。
第二次世界大戦後、アメリカの進駐軍が使用していたビニールに注目し、ビニール傘を開発しました。
当初は傘にかぶせるカバーとして人気を集めましたが、ナイロン製の傘が普及すると需要が減り、最終的にビニール傘そのものを開発しました。
そして1964年の東京オリンピックでアメリカから来日したバイヤーがビニール傘に感動し、アメリカでの販売が大成功。
また、日本でもファッションブームと相まってファッションアイテムとして注目されるようになり、ヒット商品となりました。
(参考リンク:ホワイトローズHistory https://whiterose.jp/history.html )
ビニール傘は手軽に安く買えるので、特に若い人たちは雨が降りそうな日以外には傘を持ち歩かなくなりました。
そのため以前は雨が降りそうな日に持ち歩くのが一般的だった折り畳み傘の需要が減っているそうです。
また近年は素材の透明を利用したデザイン性の高いビニール傘も人気です。
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日本に来ることがありましたら、雨の日は是非ビニール傘をお試しください。
雨の日がちょっと楽しくなること請け合いです。
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