七夕の織姫と彦星の本音を考えてみる

インドネシアのみなさん、「七夕」という日本のお祭りをご存知でしょうか。
諸説ありますが、七夕のお話の内容はおおまか下記の通りです。

『昔あるところに、神様の娘の織姫と、若者の彦星がいました。
織姫は機織りの仕事をしていて働き者。彦星は牛の世話をしているしっかり者でした。やがて2人は結婚しました。
すると、今まで働き者だった2人は急に遊んで暮らすようになり、全く働かなくなってしまいました。
怒った神様は、2人の間に天の川を作って離してしまいました。
悲しみにくれた2人は泣き続けました。
それを見た神様は、前のようにまじめに働いたら、1年に1度だけ、2人を会わせてくれると約束しました。
それから2人は心を入れ替えて一生懸命働くようになったのです。
そして、2人は年に1度だけ天の川を渡って会うことが許されるようになり、その日が七夕とされるようになりました。』

七夕のお話

日本では、七夕の夜に雨が降ると天の川が洪水になり、織姫と彦星は会うことはできないと言われています。(諸説あり。)
そのため、七夕の夜に晴れると今年は織姫と彦星は会えてきっと喜んでいるね、とロマンティックな恋愛の代表格かのように言われます。
しかし、それは本当でしょうか。本当に織姫と彦星は一年ぶりに会えて喜んでいるのでしょうか。
七夕は、彦星と織姫は天の川を渡って一年に一回会えるという内容です。

調べてみると、天の川の形成が始まったのが130億年前だった可能性があるようです
出典(天の川銀河の形成が始まったのは約130億年前だった可能性 | sorae 宇宙へのポータルサイト)

そして、2022年から遡って61年間の間に七夕に雨が降った日数を調べてみると、東京18日 名古屋23日 大阪21日(大阪調査機関が59年間)福岡18日です。
出典(七夕の雨の確率ってこんなに?!【ビックリな主要都市の雨データを調べてみた】 – 知リタイーノ (loscluza12.net))

七夕の日に一番雨の確立が多いのは名古屋の38%です。
多く見積もって七夕の日は40%の確率で雨が降り、天の川が洪水になると仮定させてください。
天の川の形成が始まった130億年間の内、40%の確率で天の川が洪水になり彦星と織姫は会えませんでした。裏を返すと130億年の内、60%の割合で会えています。

2022年までに 130億×60%=78億回織姫と彦星は会えていることになります。
インドネシアのみなさん、ここでは一旦日本人の話をさせてください。
日本人は男女ともに大好きな人と18歳から結婚できます。
死ぬまで添い遂げたとしたら果たして何回会えるのでしょうか。

日本人の最高齢は116歳との事です。仮定的な話になってしまいますが、
18歳同士で大好きな人と結婚した男女が共に日本人の最高齢を記録してお空の星になった場合は、
116歳-18歳=98年間一緒にいることになります。

その98年間毎日大好きな人と会った場合、
98年間×365日=35,770日 約3万5千回会っているという計算になります。
一日朝・昼・晩3回顔を突き合わせるという前提であれば、お空の星になるまで3万5千回×3回=約11万回会っているという事になります。

以上を前提に人間の男女が織姫と彦星が会った回数の78億回に到達するには同じ人と愛を誓い98年間ずっと一緒に居て一日朝・昼・晩三回顔を突き合わる人生を約7万回繰り返すことになるのです。7万回このような人生を繰り返したい方は、果たしているのでしょうか。
なにが言いたいかお分かりでしょうか。
もしかしたら、既に織姫も彦星も十分に会っている事から七夕の日に雨が降る事を願っているのかもしれませんね。

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Mt Fuji
Mt Fuji
三大栄養素は、運動/音楽/お酒
欲しいものは、ファッションセンスと年甲斐
お笑い芸人にいそうな顔とよく言われます。

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