てくてく都内散歩

こんにちわTokioです。
今回は、外に出るには最適な季節になりましたので長年趣味として続けている散歩につい
て改めてお話ししたいと思います。

ほとんど屋外で運動をする事の無い私にとっては歩くことが唯一の運動不足解消方法で
年齢を重ねた最近は特に散歩を心掛けています。
車などは短時間で移動でき、便利ですが運転に集中しなければいけませんので、頭の中で
運転以外のことを考えたり、何も考えず進むのは大変危険です。その点、散歩は歩いてい
て突然気になる物や場所があれば立ち止まったり寄り道する事ができるので同じ道でも
新しい発見に出会えます。
若い人は、仕事や遊びが忙しいので短時間で効率的に行動したいでしょうし、老人は体力が
衰えたり、病気などで歩きたくても歩けない方が多い中、時間に囚われず、何も考えず歩け
る散歩は、贅沢で幸せな趣味だと思っています。

以前、会社が東京の四谷にあった頃、仕事終わり月に2〜3回、東京駅まで歩いて帰って
いました。
そもそも、私はテレビなどではよく見る国会議事堂の実物を見たことが無かったので一度
国会議事堂をナマで見てみたいと思ったのがきっかけです。
コースは、会社の近くにあったサンミュージックや太田プロダクションという芸能事務所
の前を通り、荒木町の飲み屋街を抜け新宿通りを歩き赤坂迎賓館へ向かいます。
赤坂迎賓館とは、広い敷地に西洋の宮殿のような建物で各国の国王、大統領などをお迎えし
て首脳会議や晩餐会などを行う国が管理している施設です。日中でも自由に中に入る事が
出来ませんので人通りは少ないのですが、さらに夜なると人出は無く、鉄の柵に囲まれ静ま
り返った建物を見ていると厳粛さを感じられます。

次に人のいない暗い迎賓館の横を歩いて行くと赤坂見附に着きます。ここは、老舗料亭から
居酒屋などの飲食店を中心に沢山の人で賑わっている街で車の往来も激しく、東京にいる
ことを実感させられます。そんな賑やかな道を10分程歩いて行くと首相官邸が見えて来ま
す。この辺りは飲食店も減り、落ち着いた感じです。首相官邸とは、日本のトップである内
閣総理大臣が日々業務をする場所で夜でも警察官が何人もいて警備をしていました。
ただ横を通るだけでしたら呼び止められることはありませんでした。そんな首相官邸の坂
を登り5分位歩くと目的である国会議事堂があります。

こちらも夜ですので警備車両や警察官がいますが一般人は、ほとんどいません。
先程歩いた繁華街から15分程度ですが、この場所は雰囲気がまったく違い、警察官もいて
少し緊張感が漂います。もいろん閉会している夜に正門の柵で立ち止まっていれば警備を
している警察官から職務質問を受けるでしょうから、正門から少し離れた場所から見学し
ます。テレビや写真と違い石造りの外観は重厚さを感じますし、人のいない静寂な空間で見
る姿は、迫力満点で一見の価値ありです。そんな無言の圧力と緊張感の中、官庁街を抜ける
と警視庁正面に出ます。この辺りは目の前が皇居で飲食店などは無いので静かなはずです
が皇居のお堀をジョギングする方が沢山いますので寂しさはありません。
ジョギングをする人の中を抜け、しばらく歩くと丸の内オフィス街に出ます。

こちらは、新旧のビルが立ち並ぶ場所で1階は高級ブティックや高そうな料理店が並び、
上層階は上場企業が入っているイメージですので私は、どこにも立ち寄らずゴールの東京
駅を目指します。
東京駅は、大きく分けると丸の内口と八重洲口の二つに分かれており、八重洲口側は商業施
設やオフィスと連結されており、駅舎としてはっきり建物が分からないのですが丸の内側
は1914年に造られた赤レンガ駅舎が現在も残されており、国の重要文化財に登録されて
いる場所で、こちらも一見の価値がある場所です。
今回歩いたいずれの場所も日中は人や車が大変多く落ち着いて見学出来きないのですが夜
は自分のペースでゆっくり見学出来、見どころも沢山ありますので是非、見に来てください。

Profile

Tokio
Tokio
東京のとなり、千葉県に妻と二人で住んで
息子(二人)は、それぞれ独立して生活しています。
最近、長男に女の子が生まれ、孫が出来ました!

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