CD を聴く
毎日音楽を聴きます。
サブスクを利用するようになってからは CD を聴く機会が減っているものの、最近久しぶりにアルバムを購入しました。
リバプール出身の女性ミュージシャン BRENDA RAY(ブレンダ・レイ)の初期作品集『D’YA HEAR ME! : NAFFI YEARS, 1979-83』です。
彼女は、新型ルーツレゲエと称されるポストパンク/ニューウェーヴ時代から活躍した宅録ミュージシャンで、ハスキーなウィスパーボイスと様々なトラックや楽器音を組み合わせた実験的でハイセンスな心地良い独特なサウンドがとても好きです。
作曲・演奏・歌唱・録音編集をこなすマルチな方で、風貌やファッションもかっこ良いのです。
元々「WALATTA」というアルバムが好きでよく聴いていたのですが、最近ラジオでこちらの初期作品集の紹介をしており、とても良かったので早速ネットで購入しました。個人的には夜の深い時間に聴くのがおすすめです。
普段、音楽は 年代・国・ジャンル問わず聴くのが好きですが今回はおすすめの日本のアーティストのアルバム3点をご紹介します。
左上: 佐井 好子 『蝶のすむ部屋』
70 年代後半に活躍した伝説的な女性シンガーソングライターです。特に声やピアノの旋律が好きなのですが、彼女の個性が炸裂した歌詞やタイトルも独特で美しくとても魅力的です。海外の音楽ファンにも人気があるそうです。このアルバムは顔写真ですが、ご自身で描かれた耽美的な画風の水彩鉛筆画をジャケットに用いたアルバムもあります。
中央:鈴木常吉 『ぜいご』
ギターやアコーディオンを奏でながら歌う、自称「自作自演歌手」・常さん。
セメントミキサーズというバンドのメンバーから、ソロに転向し、2006 年に出した初ソロ作です。太く温かい声と、時々胸がつかえてしまう程に哀愁を帯びたメロディー。そしてどこか飄々とした姿がとても好きです。
海外でも人気のドラマ『深夜食堂』のオープニング曲「思ひで」はご存知の方も多いかもしれません。
残念ながら 2020 年に他界されてしまったのですが、生前、名古屋で観たライブでお酒を飲みながら仲間と楽しそうに歌うノッポな常さんの残像が、自分にとって宝物です。
右上:村八分『ライブ <2022 Digitally Remastered / Limited Edition> 』
69年に結成されたロックバンド。73 年に京都大学の西部講堂でのフリーライブを収録したア
ルバムです。過激で破天荒で賛否両論がある存在なのですが、個人的には日本語の歌詞の語感やエッジの効いたサウンド、京都弁の MC も好きです。何より、当時の熱気爆発な学生たちに混ざってこのライブ見たかったなぁ〜という思いに駆られ、20 代の頃に実際に西部講堂へ足を運んでしまったこともある位、特別で強烈に格好良い存在です。
みなさんも、ご興味が湧いたらぜひ一度 聴いてみてくださいね♪