オープンワールドに行ってきます
今、日本のゲーム人口は一体どれくらいなのだろう。
とある資料によると5,000万人ほどという情報もある。日本の総人口は1億2,000万人ほどなので、割合として多いとみるか、意外と少ないとみるかは人それぞれだろう。
(ゲームといっても種類はいろいろあると思いますが、ここではテレビやパソコン、スマホなどのデジタル機器においてのゲームということで書きたいと思います。)
たしかに、周りをみてみるとゲームをしている人が多いという実感がある。
友人や知人の中にも多いし、朝や帰りの通勤電車の中では、スーツをビシッと着たサラリーマンがゲームアプリに夢中になっている。なんていう光景も日常的によく見かける。
しかし、そういう私自身は、ゲームを全くやっていない側の人間である。
振り返ってみると、昭和の時代に幼少期を過ごした私にとって、テレビゲームは憧れの象徴。ファミコンに夢中だった世代でもある。
最新のゲーム機やソフトをもっている人間が主導権を持ち、もてはやされた時代だ。
現代日本では「マウント」という言葉が一般的になっているが、あれは人生で初のマウントをされた体験だったのかもしれないし「嫉妬」という言葉を覚えたのも、きっとあのころにちがいない。
そんな、子供時代の私にとって憧れの象徴だった「ゲーム」も、ある時期からピタッとやらなくなってしまった。
全く興味がなくなってしまったのである。
子供時代の熱狂は一体なんだったんだろう。ただの熱病におかされていたのかもしれないとさえ思ってしまう。もちろん興味が別に移ってしまったというのも大きな要因だ。
とはいえ、ゲームを楽しんでいる人たちはとっても幸せそうに見えて、ちょっとうらやましいのだ。
日常を離れ、架空の世界に没頭してひたすら楽しむ姿は、趣味のない私にとって、ずっと気になっていた人たちでもある。
結局、ゲームに興味のない時期は何十年も続くことになるのだが、数年前こんな言葉に出会うことになる。
『オープンワールド(Open World)』
その言葉は、すっと私の胸に届いてきた。一体なんという素敵な響きなのだろう!
クローズドで、リアルディストピアなこの現代において、ゲームの中にはそんなオープンで自由な世界があるのかと!
Wikipediaによると
「ゲーム内の仮想世界において、移動的制限の無い、プレイヤーが自由に探索し、目的に到達できるように環境設計されたコンピュータゲームを指す用語。」と書いてある。
なるほど、昔のような限定された世界でなく、ゲームの中をプレイヤーが自由に動けるということか!なんと素晴らしい!
最近はオープンワールド流行りで食傷気味の人たちもいるようだが、ゲームをしない私にとっては、まだまだ新鮮だ。
ときどきオープンワールドに行ったときのことを夢見る。
「ミッションを達成したい。」「オンラインでつながった世界中の仲間たちと一緒に戦いたい。」「風に乗って空を飛びたい。」「街の中を車で傍若無事に走り抜けたい。」など。
いやいや、そんなのはゲーム機を買って、ソフトを買えばいい。簡単に叶えられる。そう思われるかもしれない。
しかし、現実的には時間やお金のことなどの諸事情も重なり、なかなかそうもいかないものである。
そもそも、飽き性である私が一つのゲームを長くつづけられるかという気持ちがとても強い。
ゲームの中のキャラクターが服や武器などを準備してから旅に出るように、非ゲーマーである私にもきっと準備が必要なのだろう。
オープンワールドへの一歩は意外と重たいにちがいない。そして入口はまだまだ先なのだ!
もしいつかオープンワールドに出かける日がきたら、またここでご報告したいと思う。
To Be Continued!
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”日常を少し違った視点で見てみる”をテーマに
自分の周囲、半径5メートル位にあるものなどについて書いています。
音楽やアート、文学が好きなグラフィックデザイナー。
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