
浜離宮恩賜庭園へ行ってきました
少し秋らしくなってきた9月のある週末、浜離宮恩賜庭園(はまりきゅうおんしていえん Hama-rikyu Gardens)へ行ってきました。 浜離宮恩賜庭園は東京都中央区にあり、出入口が2箇所あります。大手門口は都営大江戸線の汐留駅・築地市場駅、ゆりかもめの汐留駅から徒歩7分、JR山手線・京浜東北線・東京メトロ銀座線・都営浅草線の新橋駅から徒歩12分。中の御門口は都営大江戸線・ゆりかもめの汐留駅から徒歩5分、JR山手線・京浜東北線の浜松町駅から徒歩15分です。入園料は一般(個人)300円です。65歳以上は150円、小学生以下および都内在住・在学の中学生は無料です。

浜離宮恩賜庭園は海水を引き入れた潮入の池(しおいりのいけ Tidal Inlet Pond)と2つの鴨場(かもば Duck Place)がある徳川将軍家の庭園です。
1654年(承応3年)、4代将軍家綱の弟の松平綱重が徳川将軍家の鷹狩場に海を埋め立てて甲府浜屋敷とよばれる別邸を建てました。その後、綱重の子の綱豊(家宣)が6代将軍になったのを契機に甲府浜屋敷は将軍家の別邸となり、浜御殿とよばれるようになりました。明治維新後は皇室の離宮となり、浜離宮と名称を変えました。1945年(昭和20年)に東京都に下賜され、1946年(昭和21年)4月に浜離宮恩賜庭園として開園しました。

内堀のそばを通り、花木園の方へ向かいました。今回訪れたのは黄色いコスモスを見たかったからです。浜離宮恩賜庭園のお花畑にはコスモスが約30万本植えられていて、黄色いコスモスのキバナコスモスはそのうちの15万本。浜離宮恩賜庭園のキバナコスモスは黄色だけではなく薄橙や濃橙もあるのでオレンジ色の花畑なんですよね。8月から9月が見頃なのですが…咲いていませんでした!職員の方々に聞いたところ、今年は暑さで開花が遅れているらしくてまだ未開花とのことでした。よく見られるピンクや白のコスモスは9月下旬から10月が見頃になるのですが、こちらも開花が遅れそうですね。

コスモスが咲いていなかったのは残念でしたが、堂々たる姿の三百年の松が素敵でした!
今から約300年前に6代将軍家宣が庭園を大改修した時、その偉業を称えて植えられたといわれている松です。太い幹や枝がかっこいいですよね!歴史を感じますね!

緑豊かな庭園を歩いていくと、鴨場の引堀、潮入の池があります。 潮入の池は、海水を引き入れて潮の満ち干により水門を開閉し、池の趣の変化を楽しむもので、海辺の庭園で用いられていた様式です。現在、実際に海水が出入りしているのは浜離宮恩賜庭園だけです。鴨場は、池に引堀(細い堀)を設けてエサとおとりのアヒルで鴨をおびきよせて猟をおこなっていたところです。

潮入の池の岸から小の宇島と中島を結ぶ総檜造りの橋がお伝い橋です。現在は一部しかありませんが、往時は橋全体に藤棚があったそうです。橋全体の藤棚なんて、とてもきれいだったのでしょうね!

歴代の将軍が賓客と景色を楽しみながら食事をしたり、鷹狩の時の休憩所として使用していた御茶屋の多くは関東大震災や戦災で焼失していましたが、1983年(昭和58年)に中島の御茶屋、2010年(平成22年)に松の御茶屋、2015年(平成27年)に燕の御茶屋、2018年(平成30年)に鷹の御茶屋が史資料に基づき忠実に復元されました。

鷹の御茶屋は中に入ることができます。鴨を傷つけずに捕獲する叉手網(さであみ)が置いてありました。中島の御茶屋では有料で抹茶と和菓子セットが楽しめます。この日もたくさんの人が並んでいました!

中の御門口の近くに木々に囲まれた銅像がありました。可美真手命(うましまでのみこと)像です。可美真手命は日本書紀などで神武天皇の東方遠征に従って軍功たてたといわれる軍神です。案内板には、『1894年(明治27年)明治天皇の銀婚式を記念して陸軍省が行なった懸賞募集に当選した作品で、佐野昭氏が制作、鈴木長吉氏が鋳造したといわれています』とありました。 都会のオアシスといわれる浜離宮恩賜庭園、機会があれば訪れてみませんか?高層ビルを背に歴史を感じる庭園…ちょっと不思議な感じもする緑豊かな空間で、のんびりお散歩はいかがですか?
Profile
-
メロンパンが大好きです。
博物館&美術館鑑賞・舞台鑑賞など、心のおもむくまま記事を書いています。
Latest entries
Travel2026.03.23浜離宮恩賜庭園へ行ってきました
Travel2026.02.09六義園へ行ってきました
Travel2025.12.24上野動物園へ行ってきました
Travel2025.11.24新宿御苑へ行ってきました。












