車のメンテナンスのお話

今日は、車検について少し考える機会があった。
実は、インドネシアには車検がないという話を聞いて、驚いた。日本では車検があるのが当たり前で、それがない国があるというのは新鮮な発見だった。

日本の車検は、法律で定められた車両検査制度で、新車を購入してから最初の車検は3年後、その後は2年ごとに行われる。車検には、車の安全性や排ガスの基準を確認するための検査が含まれていて、その費用もかなりかかる。

車検のたびに、整備費用や税金、保険料などを合わせて数万円から十数万円もかかることがある。
車を購入したディーラーや大手カーショップ、民間車検場、フランチャイズ車検、ガソリンスタンド車検、ユーザー車検、それぞれ特性がありサービスや補償内容、金額感も千差万別だ。
もちろんディーラーが一番サービスが良いのだと思うが、とにかく高い。
正直、車検のたびに「またこんなにお金がかかるのか」とため息をついてしまうこともある。

一方、インドネシアにはこのような車検制度が存在しないらしい。
調べによると、インドネシアにはそもそも国が定める車検制度自体がなく、保険も民間保険会社が提供する保険サービスへの任意加入となるらしい。
車のメンテナンスは基本的にオーナーの自主性に任されているという。もちろん、定期的なメンテナンスを怠ると事故のリスクが高まるが、費用面では大幅に負担が軽減されるようだ。
これにはメリットもデメリットもあると感じる。

インドネシアのように車検がない場合、オーナーの責任感や自己管理が重要になる。自分で定期的に車をチェックして、必要なメンテナンスを行うことが求められる。それができれば、コストを抑えることができるという利点がある。しかし、その一方で、メンテナンスを怠るオーナーも少なくなく、車両の安全性や環境への影響が懸念される点もあるだろう。

日本の車検制度は、車の安全性や環境保護のためには非常に効果的だと感じる。制度があることで、最低限のメンテナンスが確保され、交通事故のリスクも減少する。さらに、排ガス規制も厳格に守られるため、環境保護にも貢献している。ただ、その一方で、車検にかかるコストが高いことは、多くの人にとって負担になっているのも事実だ。

両国の制度を比べてみると、どちらが良いか一概には言えないが、それぞれの文化や経済状況に合わせた制度が存在しているのだと感じる。日本のような厳しい車検制度があれば安心感はあるが、インドネシアのように自由度が高い制度にも魅力を感じる。今日は、そんなことを考えながら、先日車検に出したことを思い出し、少し憂鬱な気分になった。

というのも、ウインドウウォッシャー液が残り僅かだったため、あらかじめ油膜が付かない純水タイプのものを購入して自分で補充したのだが、車検の際に、ウィンドウウオッシャー液の充填の見積もりが加算されていたので、これは要らないよと伝えたにもかかわらず、純水タイプの上からそうでないメタノールや界面活性剤入りのものが勝手に足されていたからだ。

金額的には大したことがないので、いいのだが、問題点は混ざった際の影響だ。
ネットの記事を読むと基本的には混ぜるのは好ましくないらしい。
一度使いきってから新しい液を補充することが推奨されているようだ…
やはり、ディーラー車検を選ぶべきだったかと後悔している。

それにしても、車検という制度一つをとっても、国ごとの違いがこんなにもあるのは面白い。これからも、他の国の交通制度や文化についてもっと学んでみたいと思う。

Profile

Chris·P·Bacon
Chris·P·Bacon
鎌倉生まれ横浜育ち、6年間イギリスに島流し経験あり。
車いじりが好き、サッカーが好き、AKIRAが好き、韓国のある女優さんを推す2児の父。
座右の銘は、駑馬十駕 左右の目は2.0と1.2
好きなサッカークラブチームはリヴァプール
好きな選手はエリック•カントナとガットゥーゾ
東京23区外、東京都の小田舎といわれる地域に住んでます。

関連記事一覧