
エンタメ反抗期
今の時代ほどエンターテインメントに溢れた時代はありません。
ネットでは色々な情報が手に入るし、サブスクで色々な映画や音楽。年代やジャンルなど問わず幅広く楽しむことができます。しかし、それにしても多すぎてよくわからないのです。
観たい映画やドラマ、聴きたい音楽、読みたい小説や漫画、行きたいライブ、観に行きたい舞台や美術館などあまりに多すぎて全く追いつかない状態なのです。
それにグラミー賞やエミー賞、トニー賞、アカデミー賞、ブッカー賞に、芥川賞、直木賞、本屋大賞など気になる受賞作品も尽きません。
現代社会は私たちの望む望まぬに関わらず、いろいろなことをレコメンドしてくれます。でもこれほど大量だとエンタメに酔ってしまいそうです。
そして、つい油断していると知人や友人からも薦められたりします。さらに会話の流れによっては、それを観る、聴く、または読むなどして、次に会うまでに感想を言わなければいけない。という、もはや宿題をだされてしまったような状況に陥ってしまうのです。
自分の興味のあるものでさえ追いつかない状態なのに、私は一体どうすれば良いのだろうと途方にくれてしまうのです。
そういうわけで、現在「エンタメ反抗期」に入っております。

ここで説明しますと、私にとっての「エンタメ反抗期」とは・・・・
“あまりにエンタメが身の回りに溢れて、それを脳が処理できずに、疲れを通り越して、反抗期に入っている状態のこと。つまりエンタメを受け付けることができない心身の状態に身を置いているということ”と勝手に定義していますが、実際にそういう状態の人は現代に多いかもしれません。
エンタメに疲れ果ててしまった私は、昔好きだった映画を観たり、10〜20代の時に音楽を聴いたり、昔読んだ本を再読することが増えました。
昔好きだったものに改めて触れるというのはとても贅沢な時間だと思うのです。以前より、理解が深まるのも嬉しいことです。

新しい情報を得るのは刺激があっていいのですが、反面どうしても脳への負荷が大きくなってしまうもの。
何事も過度に摂取するのはよくない気がするのです。
インプットが大事なのは重々わかるのですが、人によって受け取れる情報の量も様々です。
それをグラスに例えるなら、すでにこぼれているグラスにさらに水を注ぐようなもの。そしてそのグラスのサイズや形はきっと人それぞれ違っています。
ほどよいバランスを考えて摂取していくのが、エンタメと私の適度な距離感のような気がしますし、現代社会の心得の様な気がするのです。皆様もどうぞお気をつけください。

















