豪徳寺へ行ってきました

9月とは思えない残暑の厳しいある日、東京都世田谷区にある豪徳寺へ行ってきました。

小田急小田原線の豪徳寺駅から徒歩約15分(東急世田谷線の宮の坂駅からは徒歩5分)、商店街や閑静な住宅地を進み、豪徳寺へ到着!豪徳寺は外国人観光客向けツアースポットとして人気だそうで、参拝客の約8割が海外からの観光客だそうです。私が豪徳寺に着いた時も観光バスが駐車していました。

豪徳寺の正式名称は大谿山 豪徳寺(Daikeizan Gotokuji temple)といいます。 文明12年(1480年)、世田谷城主の吉良政忠が亡くなった伯母のために創建した弘徳院が前身とされ、寛永10年(1633年)に世田谷領と呼ばれる地域が彦根藩の支配となって彦根藩主の井伊家の菩提寺になり、2代藩主の井伊直孝の戒名にちなんで豪徳寺と改号されたそうです。境内の奥には、2008年に国史跡に指定された井伊家墓所があります。境内には井伊家墓所のほかに仏殿・地蔵堂・法堂・高さ22.5メートルの三重塔・梵鐘などがあります。

豪徳寺は台東区にある今戸神社とともに『招き猫発祥の地』として有名です。

鷹狩り帰りの彦根藩2代藩主の井伊直孝が、小さな寺の門前にいた白猫に手招きされて立ち寄ることになりました。寺ですごしていると突然雷が鳴り雨が降り出しましたが、猫のおかげで濡れずにすみ落雷の難をのがれたことを喜んだ直孝は、寺を井伊家の菩提寺にして多額の寄進をしました。寺の和尚は白猫が亡くなると墓を建てて弔い、その猫の姿をかたどった招福猫児(まねきねこ・Manekineko)を作って冥福を祈りました。それが招き猫の発祥といわれています。

招き猫といえば右手または左手をあげて小判を持っている姿をイメージする人が多いと思いますが、豪徳寺の招福猫児は右手をすっとあげて、小判を持っていません。『招き猫は、福をもたらすきっかけを与えてくれる存在ですが、福そのものを与えてくれるわけではありません。大切な「縁」を生かせるかどうかは、本人次第です。感謝の気持ちがあれば、自然とその人のもとに福が訪れるでしょう』という教えから小判を持たず、右手だけをあげているそうです。
豪徳寺の招福猫奉納所にはたくさんの招福猫児がいました!多くの外国人観光客が招福猫児と一緒に写真や動画を撮っていました。みんな楽しそうです!いろいろなサイズの招福猫児がいますね!大きな招福猫児の上に小さい招福猫児がいたり、意外なところにいたりしました! 寺務所では8サイズの招福猫児がいました。奉納するきまりは特にないそうですが、招福猫児に込めた願いごとが叶ったあとに奉納する人が多いそうです。私は2番目に小さいサイズの2号の招福猫児を自宅に連れて帰りました!この招福猫児に合う座布団を用意しなければ!白い猫だから、どんな色でも合いそうですね。 11月中旬から12月上旬になると境内のモミジやイチョウが見頃をむかえるそうです。その頃にまた豪徳寺へ行きたいですね!

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melon bread
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